「HSP気質がある自分に合うバイトが分からない…。」
「HSP気質が原因か、いつもバイトがツラくなってすぐにやめてしまう。」
普通にバイトを楽しそうにこなす周囲の人と比べてしまいますよね。
HSP気質をもつ筆者は、自分に合わないバイトや仕事をしては、辞めることを繰り返してきました。
そんな経験をもとに、この記事ではHSPさんに向いているバイトや、選び方を経験談も織り交ぜながら解説します。
Himono Blogを運営している、ズボラだけどHSPのHimono(20代独身女性)です!
このブログでは、私と同じ「繊細さん」「めんどくさいさん」が、少しでも生きやすくなって、幸せになるためのヒントにるようなコンテンツを発信しています。
恋愛→同棲半年が経過
仕事→小さなメディアの編集長
生活→貯金0から1年で貯金150万円
HSPさんがバイトを選ぶ時のポイント
HSPさんが、ツラくならずに働きやすいバイトを選ぶためのポイントを解説します。
HSPの私の経験をもとにした、私個人の意見として参考にしていただけると幸いです。
五感への刺激が少ない環境(落ち着ける環境がある)
HSPは大きな音や眩しすぎる光、刺激的な匂い、温度などに人一倍敏感。
強いストレスを感じたり、体調を崩したり、疲れやすくなったりします。
そのため、なるべく五感の刺激のない環境があるバイトを選ぶのが大切。
具体的には、苦手と感じる匂いがある工場での作業、音が鳴りやまないゲームセンターのスタッフ、屋外で立ちっぱなしの警備などは、五感への刺激が強い環境のバイトといえます。
私は一度、単発の派遣バイトで肉の精肉工場で働いたことがありますが、匂いが本当に合わず、バイト中に体調が悪くなってしまいました。
日給は良い方だったのですが、二度と行きたくないと思ったほどです。
同僚との距離が近すぎない
バイト仲間とある程度距離を保つことも重要です。
距離が近すぎるとそれだけ密接に関わることになるため、HSPは相手の言動や感情に振り回されてしまいます。
そうすると、仕事内容は好きなのに、バイト先に行くことがツラくなってしまうでしょう。
チームを組んだり、グループで作業する必要があるなど、バイトの同僚と距離が近すぎるものは避けるのが◎です。
具体的には、連携が必要な居酒屋やレストランのホールスタッフ、イベントスタッフ、プライベートでも仲が良すぎるバイト、などがあげられます。
私はスイーツの販売店でバイトをしていた際、バイトそのものは好きでしたが、店内が狭いからかスタッフ同士の関係が深く、プライベートにも影響してきたので精神的にツラくなり辞めてしまいました。
仲が良いのはいいことですが、全員女性なこともあってか、悪口や噂話しが多発して、人間関係がめちゃくちゃだったんです。
自分のペースで仕事ができる
自分の好きなようにスケジュールを組んだり、行動できたりするバイトは、HSPの気質に合っています。
HSPは、ほかの人の顔色を伺ったり、空気を読んだりして本来のパフォーマンスが発揮できず、委縮してしまうことがあるからです。
自分のペースにあわせて、比較的自由に作業ができるバイトは、精神的に余裕が持てるため、続きやすい傾向にあります。
私も、自分のペースで仕事ができる運送系のバイトは、過去にしたバイトのなかで最も長く続きました。
仕事中は自分ひとりで、仕事量も時間も自分で調整できたので、就職するために辞めていなければ、ずっと続けてもよいと思ったほど(笑)
監視されていると感じない
物理的にではなくても、”監視されているということ”そのものが気なってしまい、仕事に集中できないし、無駄に緊張してしまいます。
監視されいてるという事実が、とてもストレスに感じてしまうんですよね。
管理が厳しすぎたり、行動が制限されていたりするバイト先は避けるのが吉です。
たとえば、接客件数のノルマがある、個々の販売額を毎日モニターする、管理職のスタッフが常に行動を注視しているなど…。
メーカーの事務のバイトをしていた際、日報として分刻みで作業内容と件数を書き出さなければいけませんでした。
サボりたいというわけではなく、”これを管理者がチェックして日々の行動を監視している”ということが非常にストレスでした。
攻撃的・威圧的な人がいない
HSPに限らず、攻撃的・威圧的な人とは関わりたくないものです。
が、とくにHSPは、そういった人たちの攻撃・威圧する対象が自分ではなくても、その場面を見ることで萎縮したり落ち込んだりします。
精神的にとっても消耗するので、そういった人がいないバイト先を選びたいところ。
ただし、これに関しては事前に分からいのが難点。
遭遇してしまった場合は、すぐに逃げる(辞める)のが最前の選択です。
また、お客さんの怒りやクレームにも注意。
そういった場面に遭遇しやすい、コールセンターや忙しい飲食店などは避けるのがよいでしょう。
自分の強みを生かせる
まずは、自分の得意分野を活かせるバイトを探して見るのがおすすめです。
強みや得意分野といわれると、「そんなの持ってない…」と思うHSPさんはたくさんいるはず。
私もその一人です。
でも、難しくとらえず、強み=好きなこと と考えてみてください。
たとえば、漫画が好きなら書店、ガジェットが好きなら家電量販店やメーカーの直営店、料理が好きならカフェなど…。
好きなことを派生させることができると思います。
好きなことで、成果を上げられたり、褒められたり、誰かの役に立てたりすると自己肯定感があがります。
特にHSPさんは喜ばれることが好きなので、やりがいを感じられるでしょう。
私は、文章を書いたり、本を読んだりすることが好きだったので、最終的に今の仕事(編集ライター)にたどり着きました。
でも、またこの先別の仕事をはじめるかもしれません。飽きやすく、新しいもの好きはHSS型HSPなので!笑
HSPに向いているバイトの種類
ここでは具体的に、HSPに向ているバイトの種類をあげたいと思います。
HSPの私の経験をもとにした、私個人の意見として参考にしてください。
バイトが辛くて続かず、自分に合うバイトを見つけたいHSPさんのヒントになれば幸いです。
販売系のバイト
- フラワーショップ
- 書店
- 雑貨屋
- 美容雑貨店
- 混雑しない服屋
基本的に、販売系のバイトの場合、お客さんと1対1で対応できる場所が最適です。
普通は気づかないような相手の表情や言動の変化を読み取るなど、かゆいところに手が届く、HSPの強みを活かした接客ができます。
ただし、ノルマが設けられていたり、専門的な知識を要する職種は負担になるためおすすめできません。
ちなみに、様々な客層の人が訪れるコンビニも、個人的にはあまりおすすめできません。マルチタスクに加えて理不尽に怒りをぶつけてくる人がいて、私は苦手に感じました。
飲食のバイト
- 調理スタッフ
- 百貨店などのスイーツ・惣菜店
- ベーカリー
- ケーキ屋
- デリバリー配達員
- チェーン店ではないカフェ
- 店内が広すぎないレストラン
店内が広くて多くのお客さんを迎えられるレストランや、混雑しやすいチェーンのカフェはおすすめできません。
一度に多くのお客さんを対応しなければならず、多くのことに気を回さなければいけないためです。
1つのことに対して深く思考するHSPは、こういったマルチタスクが苦手・・・。
小さなミスをしたことで、忙しいのにその後の仕事が手につかなくなることもあるでしょう。私はよくあります。
品数が多すぎず、自分ひとりで最後まで完結できる調理スタッフは、時間には追われるもののHSP向きです。
調理に集中できるので、黙々と働くことができるはず。
Web系
- Webライター
- Webデザイナー
- 動画編集
- イラストレーター
Web系のバイトは、オンラインで完結できることが多く自宅やカフェで仕事ができるため、HSPにはとくにおすすめ。
仕事を獲得するために、技術を取得したり、勉強したりする必要がありますが、専門の知識を付けるとことができます。
そのため、報酬がアップしたり、バイトの枠を超えてステップアップすしやすいのもメリット。
私も、未経験のライターから始めて、徐々にステップアップしていきました。
そのほか
- ルート配送
- 配達系
- 日雇いスタッフ(ティッシュ配りなど)
- 倉庫仕分け
- ピッキング
- データ入力
- 工場のライン作業
前述の通り、免許を持っているならルート配送や配達のバイトはおすすめ。
また、黙々と一つの作業をする倉庫仕分けやピッキング、データ入力などは、精神的な負担が少ないのでおすすめ。
比較的自分のペースで仕事ができますし、ほかのひとの顔色や場の空気に影響されることがないからです。
ただし、私と同じくHSS型HSPの人は、次第に、同じ作業の繰り返しに退屈してしまうかもしれません。
HSPのバイトの探し方
最後は、HSPが自分にあったバイトを探す方法を解説します。
バイト求人サービス
チェーン店や、単発バイトなどを探す際は、バイトルやタウンワーク、Indeedなど、地域や職種ごとにバイトを探せる大手求人サイトを使用します。
データ入力など、一般企業のバイトの求人も見つけられます。
決まったエリアで、バイト募集があるチェーン店をすぐに探したい場合はバイト求人サービスが一番最短です。
館のWebサイト
たとえば、特定のショッピングセンターに入っているショップでバイトを探したい場合、そのショッピングセンターのWebサイトを見てみるのも一つの手です。
大抵の場合、求人情報ページが設けられています。
上記で紹介した大手求人サービスに掲載されていなくても、館のWebページでは募集がる場合もあるので、チェックしてみると良いでしょう。
直接or問い合わせ
街の小さな飲食店や雑貨、カフェなど、チェーン店ではないお店では、求人サービスでバイトを募集していない場合が多々。
店内にバイト募集の張り紙をしているか、人が足りていなくても募集のためにアクションをしていないことがほとんどです。
そのため、家の近所や好きな街のお店でバイトしたい場合、勇気がいりますが直接お店のスタッフに尋ねるか、電話やメールで問い合わせるのがおすすめです。
私の場合は、小さな個人経営の飲食店の店主に、直接伺ってみたところ、面接をしてバイトとして採用してもらえました。
Wantedly
”仕事のSNS”とうたうWantedlyは、求職者と求人者マッチングするサービスです。
先に紹介した求人サイトと似ていますが、給料や待遇といった条件ではなく、やりがいや環境で吟味できる工夫がされているサービス。
主にWeb系の職種を募集している企業が多く、バイトや業務委託なども募集しています。
文章だけではなく、視覚的に企業や働く人の雰囲気を見られるので、働くイメージが付きやすいのが特徴。
また、面接といったかしこまった形ではなく、まずは”話を聞いてみる”といった、ラフなコンタクトがとれます。
私も、ライターとして直接契約の仕事を探す際にWantedlyを利用し、実際にそこからクライアントを見つけました。
クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスとは、Crowd(群衆)と Sourcing(業務委託)を組み合わせた造語。
仕事を発注したい企業や個人が、不特定多数のひとに仕事を依頼するWebサービスの総称です。
無料で登録できます。
クラウドソーシングサービスでは、まずは価格を妥協すれば初心者でも仕事を獲得しやすいため、Web系のスキルを付けたい方に特におすすめ。
初めは単価が安く辛い時期がありますが、実践でスキルを付けていくことで高単価の案件を獲得できます。
私は、ひとまず大手の「ランサーズ」と「クラウドワークス」に登録しました。
とことん自分にあうバイトを探してみる
最後までご覧いただきありがとうございます。
バイトを初めても、ツラくてすぐに辞めてしまうと「自分は仕事ができないんだ」「自分は精神的に弱くて甘えてるんだ」と自己嫌悪に陥ってしまいますよね。私もずっとそうでした。
でも、あらゆる職種を経験してみると、自分に向いていることが見つかりました。
自分に合わない辛いバイトを、心身をすり減らしながら無理に続ける必要はありません。
転々としながら、自分に合うバイトを見つけたっていいと思います。
この記事が、HSPで苦しんでいる方の手助けになったら幸いです。