世の中、だれしも人間関係で悩んだことはあるはず。
中でもHSPさんは、HSPさんが持つ性質から、特に人間関係で悩むことが多くあります。
筆者も「なんで私は周りの同僚・友達のように、上手く立ち回れないんだろう」
と、周りと比べて落ち込んでしまうことばかりでした。
しかし、HSPの性質を知って、ツラくなっているのか分かることで、対処できることもあります。
そこでこの記事では、HSPさんが人間関係で悩みがちなことと、その対策を解説します。
ぜひ、参考にしてください。
Himono Blogを運営している、ズボラだけどHSPのHimono(20代独身女性)です!
このブログでは、私と同じ「繊細さん」「めんどくさいさん」が、少しでも生きやすくなって、幸せになるためのヒントにるようなコンテンツを発信しています。
恋愛→同棲半年が経過
仕事→小さなメディアの編集長
生活→貯金0から1年で貯金150万円
HSPさんが人間関係で悩んでしまう理由
HSPとは
生まれつき刺激に敏感で、感受性が強い性質を持った人をHSPと呼びます。
HSPについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
HSPの特徴が人間関係で悩んでしまう理由
HSPさんが持つ4つの特徴「DOES(ダズ)」が、人間関係で悩みを抱える理由に繋がります。
- 【D】Depth of Processing(処理の深さ)
- 【O】Overstimulation(刺激の受けやすさ)
- 【E】Emotional response and empathy(感情の反応と共感力の強さ)
- 【S】Sensitivity to Subtleties(感覚の繊細さ)
特に、悩みの原因として共感力の高さや、刺激の受けやすさなど、HSPの優しさや繊細さが大きく関わっています。
HSPについて深く知る
より深くHSPを知りたい方は、HSPを初めて提唱したエレイン・N・アーロン博士の書籍もおすすめ。
下記の記事では、数多くのHSP関連本を読んだHSPの筆者が厳選した、おすすめHSP本9選も紹介しています。
HSPさんの人間関係の悩みあるある(筆者の場合)とその対策
仕事編とプライベート編に分けて、人間関係の悩みをあげたいと思います。
すべて、HSPの筆者が実際に経験した悩みです。それぞれの悩みに対する、対策(あくまで私が実施しているものですが)も解説しているので、同じHSP視点の意見として参考にしていただけると幸いです。
仕事編
人の前で自分の意見が言えない
相手の顔色や言動を伺い、相手の望む回答をしようと思考を巡らせてしまいます。
たとえば、チームMTGで意見を求められたとき、上司との1on1で考えを聞かれたとき…。
「これを言ったら気分が悪くなるかな」「以前、こう言っていたから、それに合わせた方が喜んでくれるかも」
真っ先に求められていると感じる答えを試行錯誤してしまうため、自分の本当の意見を言えずにいます。
【対策】
「個人的な意見なんですが~」と前置きを置いてから、自分の意見を伝えるようにしています。相手の考えに関係なく”あくまで自分の意見を話している”とハッキリ伝わると考えました。こうすることで、自分の意見が相手に影響するかもしれないという不安をなくすことができ、自分の意見を言いやすくなりました。
へりくだりすぎてしまう
同僚、上司、部下関係なく、自己評価の低さから、へりくだりすぎてしまうことが多々あります。
明らかに自分に否がない場合でも、何か問題があると「自分のせいかもしれない」と誤解してすぐに謝ってしまったり、自分もタスクに余裕がないのに相手から頼み事をされると仕事を無理して手伝ってしまったり。
自己肯定感が低く、自然と「相手のためになにかしなければ」「自分なんかより相手の方が大変なはず」という思考になってしまい、消耗しすぎて疲弊してしまうことが沢山ありました。
【対策】
「自分に否がないときは、率先して謝らない」トラブルがあったときなど、焦ってしまったとしても、まずは状況を確認するようにしました。
自分も余裕がないのに頼み事をされたときは、勇気をもってその旨を伝えるように気を付けています。
その代わり、「今回は難しいけど、またなにかあった際は力になる」など、フォローの言葉を入れると相手も気持ちが良いかと思います。
威圧的な人に圧倒されてしまう
周りに、大きな声を出したり、動きが荒かったり、攻撃的な態度をとったりする同僚や上司がいると、常にドキドキしてしまいます。
それが自分に直接関係なく、攻撃対象が自分ではないとしても、視界や耳に入るだけで、心が休まりません。
そのことが気になってしまい自分の仕事に集中できないことも。
【対策】
苦手と感じる人とは物理的に距離を置くようにしていました。
周りに相談できる人がいれば、席を話してもらったり、(難しいかもしれませんが)部署を移動してもらったり。
バイト先でそういった人がいた場合、なるべくシフトが被らないようにしてもらっていました。
まずは、可能な限り、物理的に距離を置けないか考えてみるのが得策です。
プライベート編
自分より相手を優先してしまう
友達、恋人、家族……。もちろん、大切にすることは全く悪いことではないですが、気づいたら自分を後回しにしすぎて、疲れてしまっていた、なんてこともあります。
遊びやデートに誘われたとき、乗り気じゃなかったり、金銭的に余裕がないときも「せっかく誘ってくれたし、断ったら悪い」と断れないんですよね。
また、頼まれごとをしたときも、自分には難しかったり、キャパオーバーだったりしたとしても、引き受けてしまいます。
【対策】
もちろん、すべて断るのもあまり良いとはいえませんよね。
でも、自分と相談して「快く誘いや頼み事を受け入れられない・・・」と感じた時は、勇気を出して断るようにしてみてください。
断るときに、まくら言葉やフォローの一言を付けたすのが大切。そうすれば、相手も気分を悪くしません。それに、断った後の罪悪感が多少緩和されます。それでも罪悪感は残りますが…。
自分をすり減らしてまで無理する必要はないです。
相手に尽くしすぎてしまう
上記と似ている内容にはなりますが、必要以上に相手のためを思ってあれこれと尽くしてしまいます。
頼まれていないのに、「親のためには~~してあげないと」「彼女として彼には~~してあげないと」と、勝手に義務感に駆られてしまうんですよね。
そして気づいたら尽くすことに疲れて、1人で限界を迎えてしまうこともありました。
【対策】
「~するべき」「~しないと」と思ったことは、しないと決める。それが一番でした。
自分がしたいと思ったことだけをするのが、無理をせず健全です。義務感だけでしたことは、知らず知らずのうちに見返りを求めていることもありますからね。自分にも、相手にも良くないはず。
HSPさんが人間関係で疲れてしまったときの対処法
「ここで、こうすればきっと消耗しないんだよね」と、分かっていても思った通りにできないですよね。すぐできていたら、HSPで悩むこともないと思います。
そんな、どうしようもできなくて、疲れてしまった時の対処法を紹介します。
同じHSPさんに話を聞いてもらう
(筆者も女性なのでわかるのですが)特に女性は、共感してもらうことで、ストレス発散になります。
ただし、非HSPの人はどうしても共感するのは難しいんですよね。
やっぱり、同じことでストレスを感じ、疲れて、生きづらいと感じているHSPさんが、一番あなたの気持ちを分かってくれると思うんです。
私はHSPの友人が1人いるので、他の友達ではなく2人にしか分からないあるあるで盛り上がり、発することでスッキリします。
HSPの友人がいなくても、SNSで探したり、HSPのカウンセラーに話を聞いてもらったりするのも良い方法です。
リラックスできることをする
美しい景色やアートに対して大きく心が動かされます。とくに自分が好む場所を知っていると良いですね。
私は、空が大きく見える堤防などの川沿いの気色や、夕焼け空が特に好きなので、精神的に疲れているときは、それらを求めます。
他にも、以下のように人によってリラックスできることは様々だと思うので、分からない方は手当たり次第試してみるのが◎。
- 綺麗な景色が見られる場所にいく
- 川や海の近くにいく
- 散歩をする
- 筋トレする
- ヨガをする
- 音楽を聴く
- お風呂に入る
- キャンドルを灯す
- マッサージをうける
自分をとことん甘やかす
普段から自分に厳しくしがちなHSPさん。
定期的に自分だけを甘やかしてあげるのも大切です。
がんばっているご褒美に美味しいものを食べたり、欲しかったものを買ったり、ひたすらぐーたらしたり。
周りのことは気にせず、とことん自分をねぎらってあげる時間を作ってみてください。
人間関係で消耗するHSPさんは…
HSPさんの人間関係の悩みあるあると、筆者なりの悩み解決方法、人間関係で疲れたときの対処法を紹介しました。
HSPさんのほとんどが人間関係で消耗しているはず。
それでも生きていくうえで、人間関係は切っても切り離せないですよね。
苦手だと感じる部分は克服できなくても、上手く向き合って、すこしでも生きやすくできると良いと思います。
この記事が参考になれば幸いです!
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